身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ~底辺家庭の東大受験~ 

塾なし公立中高一貫校合格。2024年塾なし【東京大学】受験。低学歴・低所得家庭の挑戦

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小学生から成績アップ!親子でできる家庭学習①~学習指導要領と通知表を活用しよう~

この記事の親子
両親は低学歴・低所得。
そんな家庭に生まれた子どもは、通塾経験なしで公立中高一貫校に合格。
高校2年以降定期テスト理系1位継続、及び学年1位獲得。
高校3年1学期通知表評定学年1位。
英検対策なしで準1級取得。
そんな息子は2024年東大受験に塾なしで挑みましたが、結果は不合格となりました。
宅浪で2025年の東大合格を目指します。
そんな親子の体験談です。
 
※本記事は文部科学省の公式資料を使って、私なりの解釈をしております。
この記事にはプロモーションが含まれています。
 

 

※かなり長い記事となっていますので、ブックマークを推奨します。

 

 

学校教育を攻略する

 

子どもの教育を語る上で大切なのが、教育基本法です。

 

ここには教育に関する様々な法律があるのですが、中でも一番身近で大切なものは学校教育と家庭教育になります。

 

学校教育を知ることで子どもの人生(一人の人間の人生)が大きく変わると言っても過言ではなく、家庭教育とは切っても切れない関係にある学校教育を攻略することが、将来の可能性を広げ選択肢を増やす生き方に繋がっていくのです。

 

 

この記事のポイント

1.学習指導要領の攻略

 学習指導要領って何?
 賢く生きていくために
 教科書の作成
 育成すべき資質・能力の三つの柱

2.通知表の攻略

 通知表の見方
 観点別攻略
 各教科の三つの観点を攻略する方法(簡易版)

 

学習指導要領の攻略

学校教育を攻略する上で最も注目すべきは学習指導要領です。

 

この学習指導要領を理解し、制することで学校教育そのものを知ることができるのです。

学習指導要領って何?

 

多くの方が学習指導要領を知らないか、何となく聞いたことがある程度だと思いますが、学習指導要領は学校教育の全てが詰まっていると言えるとても大事なものです。

 

学習指導要領は、全国どの地域で教育を受けても一定水準の教育を受けられるようにするためのもので、文部科学省が学校教育法に基づいて定めている各学校で教育課程(カリキュラム)を編成する際の基準のことです。

 

教育課程とは教育計画のことですね。

 

これは各学年における教科の範囲をどのくらいのペースで終わらせるのか?

 

どのような内容の授業を行うのか?

 

その方法などを年間、月、週、日で計画を組んでいくことになります。

 

このように文部科学省が全国の教育関係者に学習指導要領という教育の指針を示していますので、ここには各教科の目標や教育内容、年間の標準授業時数なども定められており、学校で行われている教育の全てが詰まっているということになります。

 

 

学習指導要領と各教育機関の役割
教師:教育課程(カリキュラム)の立案、実施、評価を行う。

教育委員会:教育政策、教育課程の作成、学校の指導・監督を行う。

教育行政:教育政策、予算配分、教育資源の配分を行う。

教育研究機関:教育の研究や改善を行う。

 

よって、学習指導要領は教育に関わる全ての関係者(教師、教育委員会、教育行政、学校運営者、教育研究機関など)のためのものとなっているのですが、文部科学省のホームページに学習指導要領のコンテンツがあり、これは我々のような一般人でも見れますので、これらを上手く活用して家庭教育を充実させていきましょう。

 

 

 

賢く生きていくために

 

このようにとても重要な学習指導要領という存在を知っただけでも、知らない人の一歩以上前に出ていますが、より理解を深めていくためにも学校教育そのものを知ることが大切です。

 

学習指導要領の細かな説明の前に、まだご覧になっていない方はこちらをご覧ください。

www.kobafumiblog.com

 

実際に私は息子が小学校に上がる前に、これらのことを全て教え理解させました。

 

生きていく上で最も大切なのは、世の中を知ることです。

 

社会の仕組みを知り、お金という道具の使い方を知り、実際の生活方法を知る。

 

賢く生きていくためには現実の生き方を教えなければいけません。

 

学力は私よりも遥かに上の息子でも社会経験は全くありませんので、何もない無の状態から一人で生活しろと言っても難しいでしょう。

 

ですから、生活していく上で切っても切れない関係にある勉強というものが必要であり、毎日やっている勉強が社会とどのように結びついているのか?を例題を交え日常的に教えていくことが大切なのです。

 

学校は教科書に則り各科目を教えてくれますが、生き方というものは教えてくれません。

 

ですから、家庭ではそれらを補う教育が必要であり、そのような教えを子どもにしていくのが親の努めなのです。

 

私は教育を活用していくことが、世の中で生きていくことだと息子に教えてきました。

 

先の時代を見据えれば、求められる能力はどんどん高度になっていくことも容易に想像できますから、このような話も小学生のうちから話していく必要があります。

 

私が社会経験で得た世の中の真実を教え、息子はそれを解釈(認識)して学ぶ。

 

このような教えができるのは親子だけで、こういった裏表のない真剣さがより強固な信頼関係を構築していくのです。

 

子どもだって年を重ねれば大きくなります。

 

大人になるための準備期間である子どもだからこそ、世の中の仕組みを教え自分で選択できるように可能性を広げてあげましょう。

 

このように考えると、家庭内で勉強をやらないという選択肢はなく

 

むしろ【やらない理由はない】ですよね。

 

自学ができるようになる力は、このような環境づくりから始まります。

 

私と同じく、子どもに自ら学ぶ力を付けさせたいと願うのであれば、経験豊富な親である”あなた”が【現実の生き方】を教えてあげてください。

 

 

教科書の作成

日本の学校教育においては,各学校が編成する教育課程の基準として文部科学省が学習指導要領を定めており,教科書はこの学習指導要領に示された教科・科目等に応じて作成されています。(文部科学省教科書Q&A抜粋)

 

上記の文部科学省教科書Q&A抜粋文をよく読んでみると、教科書は学習指導要領を基に作成されているということが分かります。

 

ということは、感のいい方ならもうお分かりかもしれませんが、学習指導要領は通知表の評価にも直結しているということになりますよね。

 

そうです。

 

学校教育は学習指導要領をベースに作られているので、通知表の評価を見るべきポイントもここに書かれているのです。

 

ですから、学習指導要領を攻略することで、通知表の評価を上げることも可能なわけです。

 

通知表の評価に対する答え(意識すべきポイント)が分かれば、子どもに教えてあげることもできますよね? 

 

小学校の通知表の評価が上がれば評定もあがりますので、中学受験を考えている家庭にとってはとても重要なことになります。

 

報告書を重視する学校でしたら、それだけで周りの志願者に対して一歩リードできますよね?

 

中学校も同様で、通知表が良くなれば内申書だって良くなりますので、高校受験時のメリットしかないです。

 

何よりも一番のメリットは、評価の良い通知表をもらうことで子どもの自信に繋がり、その評価を下げないよう継続して頑張ろうという気持ちになることです。

 

このように学習指導要領を攻略すれば、学校の先生と同等かそれ以上の教育が家庭でも行えることになるのです。

 

え!?でも、通知表の評価なんて、学校の秘密なんじゃないの?

そんなの分からないんじゃないの?

 

と思いますよね。

 

確かにそれぞれの学校で評価の付け方が違うと思いますので、100%間違いないと言い切るのは無理です。

 

しかし、基本がありますので、それを理解すれば、評価になる要因を考えることはできます。

 

この考えが大事ですよね。

 

国はベースである学習指導要領を公開しています。

 

これの意図するところは

 

「将来の日本を背負っていく優秀な人材を育てたいので、そのために有益なものは活用してください」

 

ということです。

 

学校は敵ではありませんよね。

 

むしろ、国、社会、学校、家庭と、それぞれが連携して未来のある子ども達を育てていくための大切な味方です。

 

ですので、子どもの教育で利用できるものは全て利用していきましょう。

 

お金なんて掛けなくても教育はできますし、その本質は国が示しているのです。

 

 

 

学習指導要領の図

 

学習指導要領を 視覚的に分かりやすく図にしてみました。

 

学習指導要領で提示している備えるべき力

 

 

現行の学習指導要領では、育成すべき資質・能力の三つの柱ということで

 

能力の三つの柱

「知識及び技能」

「思考、判断、表現力等」

「学びに向かう力、人間性等」

 

この三つが重要視されています。

 

これにより、通知表の評価項目も変更になり

 

2020年以前は「興味・関心」「思考・判断」「技能」「知識」の4つだったものが

 

「知識・技能」

「思考・判断・表現」

「主体的に学習に取り組む態度」

 

になりました。

生きる力と確かな学力

 

現行の学習指導要領では生きる力をテーマにしています。

 

この生きる力というものはどのようなものなのか?

 

文部科学省ではこのように言っております。

 

生きる力とは
これからの変化の激しい社会においては、学校で学んだ知識のみで社会生活を営むのではなく、子どもたち一人ひとりが自ら個性を発揮し、困難な場面に立ち向かい、未来を切り拓いていく力が求められます。

このために必要となるのは、自ら学び自ら考える力などの「確かな学力」他人を思いやる心などの「豊かな人間性」たくましく生きるための「健康や体力」などの生きる力です。

子どもたちの「生きる力」は、学校だけでなく、家庭や地域と一緒になって育むものですが、学校ではこれからの生涯学習社会の中で、社会に出た後も生涯学び続けることができる基礎的な資質や能力を育むことを重視しています。

このような「生きる力」を育成する重要性は、平成8年の中央教育審議会答申で提唱されたものであり、現在の学習指導要領のねらいとなっています。

 

また、確かな学力についてもこのように言っております。

 

確かな学力とは
これからの子どもたちには、基礎的・基本的な「知識や技能」はもちろんですが、これに加えて「学ぶ意欲」や「思考力・判断力・表現力」などを含めた幅広い学力を育てることが必要です。

これを「確かな学力」と言います。

大学や企業の人事担当者も、今の子どもについて論理的思考力や問題発見力、行動力・実行力などについて課題があるという指摘をしています。

また、全国的・国際的な学力調査では、今の日本の子どもたちは、学ぶ意欲や判断力、表現力に課題があると指摘されています。

各学校では、子どもたち一人ひとりに応じて指導するなど「わかる授業」を行い、「確かな学力」を育むことができるように努めています。
 
このように時代は目まぐるしく変化しているので、一人ひとりに求められる能力も高度なものになっています。
 
ですから、確かな学力を身に付けて生きる力を養いましょうね。と言っているのですね。
 
 
 

通知表の攻略

 

学習指導要領の重要性が分かっていただけたところで、ここからは通知表の攻略をしていきたいと思います。

通知表の見方

 

まず始めに通知表の見方ですが、各教科の観点は上から順に

 

「知識・技能」

「思考・判断・表現」

「主体的に学習に取り組む態度」

 

となっております。

 

 

【参考】

 


このように各学年の学習範囲に応じて三つの観点で評価が行われており、小学校では3段階、中学・高校では5段階(学校によって異なる)で表されます。

 

観点の評価は相対評価ではなく、絶対評価で表されています。

 

 

「知識・技能」

 

 

「思考・判断・表現」

 

 

「主体的に学習に取り組む態度」

 

 

 

観点別攻略

 

それでは実際に観点別の攻略をしていきたいと思いますが、これは私が息子に対して実際に行ってきた方法になりますので、100%正しいとは言い切れません。

 

しかし、常に結果を出してきましたので、参考にできる部分は多々あると思います。

 

お子様の状況に応じて、使えると思う部分を有効活用してください。

 

私は通知表の評価が絶対評価で作成されているということから、それぞれの観点を数値化していると考えました。

 

そこで、自分の考えで評価の対象になる観点に対し独自の点数を付けました。

 

評価の点数化
◎=85~100
〇=60~84
▲=0~59

通知表は学期ごとの評価です。
例えばその間にテストが10回あったとしたら、その平均点で評価するということですので、何回か100点を取ったとしても平均が85点以下であれば評価は〇になります。

 

「知識・技能」の観点は、言ってみれば各教科の学習範囲の知識やスキルがどれだけ身に付いているかです。

 

教科書レベルの問題はもちろん、ちょっとした応用問題なども対象で、例えば算数のテストで1単元の基本問題や応用問題がどれだけできているか?を見ています。

 

また、文部科学省の資料に観察・実験・式・グラフなどを用いてと書かれていることから、そういった部分も重視されています。

 

総じてこの観点は、テストによるウェイトが大きく、中でも学期中に習った範囲が出題される総まとめテストは重要度が高いと思われますので、しっかりと対応できるよう普段からの積み上げが大切です。

 

 

「思考・判断・表現」の観点は、知識を活用する力を見ています。

 

自分で筋道を立てて考え、相手にしっかりと伝えられるか?

 

この力は公立中高一貫校の適性検査に通じていまして、教科の垣根を越えた複合的な考え方や自分の言葉で正しい説明ができるか?を見ています。

 

班での話し合い(グループディスカッション等)で、自分の知識や技能を生かして課題を解決しようとしているか?だったり、クラスの子たちと協力しながら取り組んでいるか?だったり、創意工夫をして発表できているか?などに注目しています。

 

例えば、社会の授業で現実に起きている社会問題をどう解決するか?のような問題が出題されたとします。

 

この問題に対し、自分が持つ知識から導きだして発表するのですが、このような教科ごとの評価もありますし、テストによる発展問題なども評価の対象になります。

 

 

「主体的に学習に取り組む態度」

 

一番数値化するのが難しく、言葉の通りテストで判断というよりも学習に取り組む姿勢を評価します。

 

分からない問題でも、何とか解こうと粘り強く取り組んでいるか?

 

また、自らの学習を調整しようとしているか?を含めて評価すると書かれていることからも、知識を習得しようと努力をしているか?が問われています。

 

テストで間違えた問題を復習してできるようにする姿勢や、授業の積極的な参加だったり、自分から学んでいく姿勢が必要になります。

 

これらは授業中の態度であったり、宿題や課題への取り組みなどのあらゆる角度からの評価となります。

 

 

 

各教科の三つの観点を攻略する方法(簡易版)

 

各教科の三つの観点を攻略する方法(簡易版)


「知識・技能」


これはもう教科書をメインにインターネット上にある無料学習サイトなどのプリントを活用して、とにかく演習を重ねましょう。

教科書に書かれているものは全てが大切で、これが基本となります。

ですので、まずは教科書の抜けがないよう、その日にやった授業をその日のうちに必ず復習しましょう。

知識を得たら忘れないうちに演習するのが基本です。

インプットしたらアウトプットですね。これは必ずその日に行いましょう。

当たり前ですが、授業と同じ時間やれというわけではありません。

(例)国語であれば授業内容と同じ範囲の漢字書き取りや文章の音読など
(例)算数であれば授業内容と同じ範囲の問題を解くなど

この程度は低学年の頃なら1教科5~10分あれば終わりますし、高学年でも15分もあれば終わります。
(私のやり方は主要教科のみです:国語・算数・理科・社会・英語のみ。副教科はやれるならやった方が良いですが、ウチではやっていませんのでやり方は分かりません)

学習習慣を付けるのは、勉強する必要性をしっかり伝えることと、環境を整えてあげる親の協力があって成り立ちます。

ですので、必ず親子で取り組んでください

子どもに任せていてもやりませんし、子どもにやれと言ってもやりません。

子どもだけにやらせて親がテレビを見ていたり、スマホをいじっていたりでは何の説得力もないですよね。

親の姿勢が子の姿勢になりますので、必ず一緒に取り組みましょう。

もし、一緒にできない場合でも毎日の会話は欠かさず行ってください。

勉強で分からないところがないか?とか、友達のこととか、学校生活のことなどは毎日必ず聞いて子どもの日常を把握しておくことが重要です。

子どもは親が自分のことをしっかり見てくれている。気にしてくれている。という安心感があるだけで精神面の支えになっていますから。

具体的なやり方としては、国語の音読なら必ずそばで聞いてあげて、その感想を子どもに伝えてください。

良かったのなら「良かったよ」だけではなく、より具体的に「感情が出ていて気持ちがこもっていたよ」「大きな声でハッキリと読んでいたから、聞きやすかったよ」とか、必ず根拠も一緒に伝えてください。

気になった(悪かった)部分も同様です。

通知表で評価される観点は、印象が良ければ良い評価が付きやすいです。

それらを踏まえ、音読は小さな声ではなく、大きな声で聞き取りやすい速度で滑舌良くすれば印象は良くなりますので、授業でもそのように行う必要性を子どもにしっかりと教えてあげてください。

人は普段の行動が全てです。

家庭でやっていることが学校での行動になるんだということをよく理解することです。


「思考・判断・表現」

これは、テーマを決めて家族で話し合ったり、学習範囲の例題などを一緒に解いたりしましょう。

(例)公園にゴミが落ちていたらどうする?
(例)公園でお年寄りが一人で掃除をしています。それを目撃したあなたはどうしますか?

このような問題なら子どもだって考えることはできますし、家族それぞれの考えを発表したりできます。

答えが正しい、間違いは気にせず、いろいろな考えがあるということを教えてあげましょう。

また、家の外に出て身近なものに触れるのも良いことです。

(例)改正省エネ法により、自動販売機も省エネになっており、飲み物を冷やすのは夜間に行い、日中は冷却せずに待機電源だけを使うというピークシフト自販機なるものがあります。

実物を見せながら「どうして飲み物を夜間に冷やすのかな?」「なぜ省エネをしなければならないのかな?」など質問してみましょう。

知ってる知らないは問題ではなく、考えさせることが目的です。

こういったことを教えれば環境問題や技術の発展などに結び付くので、多角的な観点から物事を考えられるようになりますし、学校の授業や勉強にも応用できるようになっていきます。


「主体的に学習に取り組む態度」

これは私が言っている「自学」ができる力になりますので、先の習慣を身に付けていけば結果として得られます。

毎日授業の復習をし(休日はその週の復習を必ず行う)家族で話をする時間を設け、たまには外に連れ出して実際に体験してみる。

これらを習慣化していけば、それが自学に結び付いていきますので、とにかく習慣化する方が先です。
 
以下は各教科の観点や学校生活のルールや取り組み方に起因しますので、文部科学省の資料を載せておきますので、そちらを参考にしてください。
 

総合的な学習の時間の評価

 

 

特別活動の評価

 

 

総合所見及び指導上参考になる諸事項等

 

 
総合所見は学校生活を毎日見ている先生からの貴重なメッセージです。
 
ちょっと読んで終わりではなく、書かれている内容について親子で話し合ってみたり、直すところがあったら改善できるように、家庭で取り組んでみましょう。
 
 

行動の記録

 

 

行動の記録も趣旨に書かれていることを意識して取り組みましょう。

 

ここに書かれていることは全て大切ですが、全部に〇が付くことはありませんので、〇が付いているものを褒め、付いていない項目に関しては意識するように教えましょう。

おわりに

 

通知表は学期ごとにしかもらえない、子どもの学校生活が知れる重要なアイテムです。

 

これを分析していくことで、得手不得手も分かりますし、学校での過ごし方も見えてきます。

 

また、通知表は絶対評価となっているので、観点に対する評価は単純にできているか、できていないかです。

 

各教師によって重視しているポイントも違うので、評価にバラツキが発生してしまうことがあるかもしれませんが、好き嫌いだったり、他の教師よりも厳しかったりとかは関係ありません。

 

理不尽に思う評価の時もあるかと思います(私もそう思ったことが何回もありました)が、人のせいにせず、誰が見ても文句なしにできるようになればいいだけです。

 

少なくとも、私は息子をそうやって育ててきました。

 

そのことによって、現在の息子は数学の途中式などの記述に関してこう言っています。

 

「誰が見ても納得する式が書けないのは、自分の力不足でしかない」

 

早い話が減点される、もしくは配点がもらえないものを書いた自分が悪いという考えです。

 

「誰が見ても納得する答えを書くには、どうすればいいんだ?」

 

「もっと効率よく論理的に書かないと……」

 

と、何度も何度も頭を悩ませながら、自分と向き合ってきたから現在があるんです。

 

それと、総じて他人と比較したがる人がいますが、他人と比較しても何の意味もありませんので、自分の子どもと誰かを比較するのは止めましょう。

 

【結局のところ、自分は自分で他人は他人。やるか?やらないか?】

 

でしかありませんので、どの部分が良くできて、どの部分が足りないのかをしっかり把握して取り組んでいけば、必ず成績は上がります。

 

始めから全てが◎の通知表なんて見たことがありませんし、最終的にできるようになればいいだけです。

 

目先のことに囚われず、先の目標に向かって着々と足元を固めていきましょう。

 

それが一番強いです。

 

もっと細かなやり方は今後の記事にも書いていきますし、私も皆さんに伝えられるよう精一杯頑張りますので、成績アップ目指して親子で一緒に家庭学習をやっていきましょう。

 

出典:文部科学省ホームページ

           平成29・30・31年改訂学習指導要領 

           周知・広報ツールより

 

   新学習指導要領の全面実施と学習評価の改善について

   令和2年10月

   文部科学省初等中等教育局教育課程課

   

   文部科学省 教育基本法・学校教育法 

   www.mext.go.jp

 

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