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そんな息子を育ててきた父親の体験談です。
2024年AI対人間の大学入学共通テスト成績比較
大学入試共通テスト、3つのチャットAIに解かせてみたら?
GPT-4はバケモノだった!
先日このような記事を見かけました。
元記事はコチラです。私的には非常に面白かったので、興味のある方は読んでみてください↓
【2024年最新】共通テストを色んな生成AIに解かせてみた(ChatGPT vs Bard vs Claude2)|株式会社LifePrompt (note.com)
AIの方が高いんじゃないかしら……
さすがにまだ人間の方が高いんじゃないか?
AIの概要
ChatGPT(GPT-4)、Bard、Claude2はすべて人工知能に基づく言語モデルですが、それぞれ異なる特徴を持っています。
これら生成AIの特徴をまとめましたのでご覧ください。
- ・開発者: OpenAI(アメリカ)
- ・モデルのタイプ: GPT-4はトランスフォーマーベースで、非常に大規模な言語モデル。
- 特徴:
- ・多用途性: 幅広いトピックやタスクに対応可能。
- ・高度なテキスト生成能力: 複雑な質問に対する答えや、クリエイティブな文章生成が可能。
- ・大規模データセットの使用: 多様なデータソースからの学習により、広範囲な知識をカバー。
- ・文脈理解: 長い会話や複雑な文脈を理解し、関連性のある回答を生成。
ChatGPTはOpenAIによって開発され、大量のテキストデータから学習して質問に答えたり、会話を行ったりすることができます。
自然言語処理を用いて、人間のように流暢なテキストを生成する能力を持っているのが特徴です。
- ・開発者: Google(アメリカ)
- ・モデルのタイプ: 詳細な情報は公開されていないが、Googleの技術を基にした言語モデル。
- 特徴:
- ・検索エンジンとの統合: Googleの強力な検索エンジンと統合されているため、最新かつ広範な情報へのアクセスが可能。
- ・情報の精度: 検索データに基づくため、情報が正確で最新。
- ・多言語対応: Googleの技術を活用し、多言語に対応する可能性。
BardはGoogleが開発していますので、Googleの大規模なデータと検索エンジンの技術を活用しています。
ユーザーの質問に対して情報を提供したり、創造的なテキストを生成したりすることが可能となっており、Googleの知識と検索技術を組み合わせることで、広範なトピックに対応できるとされています。
- 開発者: Anthropic(アメリカ)
- モデルのタイプ: 詳細な情報は限られているが、対話に特化した言語モデルとされている。
- 特徴:
- 対話の理解: 対話におけるニュアンスや文脈の理解に重点を置いている。
- ユーザー中心のデザイン: ユーザーの意図や要望をより深く理解することを目指して設計されている。
- 安全性と倫理的配慮: ユーザーの感情や倫理的な問題への配慮を重視。
Claude2はAnthropicによって開発され、人間の理解を深めるために設計されているため、特に倫理的かつ理解しやすい回答をすることに重きを置いています。
ユーザーの意図をより深く理解し、対話においてより関連性の高い応答を行うことができるように設計されています。
実験結果と解説
3つのAIの特徴が分かったところで、実験結果を見てみることにしましょう。
(表はLifePrompt記事から引用)
数学2Bでも、AIは全般的に低い正答率で、複雑な問題解決や抽象的思考を要する分野でAIがまだ発展途上であることを示しています。
日本史の内容に対しても、GPT-4とClaude2が健闘していますが、Bardは後れを取っています。
実験の結果、GPT-4は他のAIを凌ぐだけでなく、受験生平均を超えるパフォーマンスを見せました。
特に、数学1Aと数学2Bを除く全科目で高い正答率を達成したことで、GPT-4が知識ベースの問題や言語パターンを解析するのにとても強いと分かりました。
一方、複数の処理を同時に要求する思考力を要する問題(例えば、数学1Aと2B)では苦戦したことから、AIはまだ既存のパターンや情報に基づいて回答を生成するにとどまっていると言えます。
この実験は、AIが教育分野でどのように活用されていくのか?そして現在の人工知能の能力を探る上でとても有用なものだと感じました。
それぞれのAIが異なる強みと応用範囲を持ち、技術的多様性を示していることが分かり、AIの進化がどのように人間の学習や評価プロセスに影響を与えるかについての洞察にもなりました。
AI(言語モデル)の得手不得手
例えば、歴史的な出来事や科学的な事実に関する問題は、事前に学習したデータを基にして回答するため、高い正答率を達成することができるというわけです。
これは知識の再生産に関わる問題で最も顕著になりますので、事実記憶やデータ検索能力を測る試験では人間を上回る可能性が高くなります。
(自然言語処理とは、人が使用している自然言語をコンピュータで処理・分析することで、大量のテキストデータの解析や非構造化データを処理できます)
AI技術の中でも特に進歩が著しい分野がこの自然言語処理です。
GPT-4は高度なテキスト解析能力を持ち、複雑な文脈を捉えることができるため、文章理解やリーディングで優れた成績を収めることができました。
この能力は、文章の意味を解釈し、比喩や潜在的な意味を理解することもできるため、長い会話や文書を通じた文脈の追跡においても優れています。これにより、複数の段落にわたる情報を統合して一貫性のある答えが作り出せるというわけです。
リーディングで得点率が高かったのもこの自然言語処理能力が極めて高いからということです。
GPT-4は、与えられたルールやパターンを理解し、それを適用することで一貫した方法で問題を解決します。
例えば、一定のパラメータに基づいて最適な解を見つけるような最適化問題や、知っている情報から新たな結論を導く論理問題では、高速かつ正確な処理能力を発揮することができます。
こう見ると、やっぱりAIは膨大なデータを所有しているわけだから知識問題にはめっぽう強いよね。言語も強力だし、この辺りはこれからもっと進化していくだろうね。
そうだな。膨大な知識の量や、とんでもない処理スピードに人間が勝てるわけないからな。特に試験のような時間制限があれば尚更だよな……でも、現時点で人間の方が勝っている分野もあるぞ
そうだね。それが数学のように複雑な思考プロセスや抽象的な推論を必要とする分野なんだね
このような問題では、複数の概念を組み合わせたり、一見関連性のないアイデアを結びつける能力が求められますが、AIはこのような高度な概念の統合を行うことを苦手としています。
また、数学や論理パズルなどで見られるように、直感や「ひらめき」を必要とする問題などの解決プロセスを構築することができません。
既存のデータに頼れない問題を解くことは難しく、特に創造的な解決策や抽象的な推論を必要とする問題では、そのパフォーマンスが一気に低下します。
AIは、これらのステップを個別に処理することは得意なのですが、それらを総合的に組み合わせて全体の解を導き出すことは苦手です。
人間は問題を見てそれを理解し、あらゆる角度から解こうとしますが、AIは与えられた問題の形式やパラメーターに強く依存しているため、人間のような考え方ができません。固定されたルールやパターンに従うことは得意でも、ルールが明確でないものや変化する可能性のあるものへの対応はできないのです。
多くの創造的な問題解決では、複数の可能性の中から最適な選択をする必要がありますが、AIは最も可能性の高い単一の答えを生成するため、複数の選択肢を同時に評価することができません。
抽象的な概念や深い意味を読み取り、それを新しい方法で表現することが難しく、人間のように感情や深い洞察に基づく解釈を行うことはできないのです。
AIはまだまだ発展途上だと思うけど、アルゴリズムの進化と共に高度な問題も解けるようになっていきそうだよね。
そうだな。数学で言えば図やグラフなどもあるから、それらを理解し解析する能力が上がっていけば問題解決能力も進歩していくんじゃないかな。
でも、そうなっていくとAIの進歩は間違いなく僕たちの生活様式や働き方に大きな変化をもたらすよね。AIと上手く共存していくためにはどうすればいいのかな?
AIの発展はもの凄い早さで進んでいるから時代も目まぐるしく変化していくよね。では、実際にどう変化していくのか考えてみようか。
これからの時代で起きる変化とは?
地理的な制約から解放された働き方が可能になったことで、国内に限らず海外でも同様に働けるようになります。
通勤時間の削減や柔軟な勤務スケジュールによって、ワークライフバランスの向上が期待され、家庭と仕事の両立が可能になっていくでしょう。
・データサイエンティスト
(複雑で膨大な情報「ビッグデータ」を分析し、ビジネスに活用できる知見・情報を引き出す専門家のこと。)
・ロボットエンジニア
(ロボットに関連する設計や開発、運用、メンテナンスなどの業務を担当するエンジニアのこと。)
・AR(拡張現実)、VR(仮想現実)の開発
(ARは拡張現実と言い、現実空間上に映像としてシステムや3Dモデルを当て込んでいく技術。VRは仮想現実と言い、デジタル上の仮想空間上にシステムや3Dモデルを作り出していく技術のこと。)
・プログラミング
・問題解決能力
・批判的思考
・コミュニケーション能力
・創造的思考
・イノベーションの推進
これらの能力は仕事で成功するために必要なものですが、AIの時代ではより不可欠なものとなるでしょう。
プログラミング教育で学ぶこと
文科省による学習指導要項の改訂を受けて、2020年度から「プログラミング教育」が小学校で必修化されました。
中学・高校でもプログラミング教育は拡充され、2025年実施の大学入学共通テストから は、国立大学の受験生には原則として「情報」を加えた「6教科8科目」を課すことが決定しています。
これからの時代に必須のものとして扱われるプログラミング学習は、学年が進むにつれてその重要度は増していきます。
技術革新の進む時代でこれからを生きていく子ども達のためにも、小さいうちから取り組めるものがあります。
それが【Z会プログラミング講座】です。
幼児教育から大学受験まで、 教材の質・難関校受験に定評ある、Z会の通信教育が手掛ける【Z会プログラミングシリーズ】は、小中学生が将来、社会で活躍するためにも必須となるプログラミングについて、 体系的なカリキュラムで学ぶことができ、自らの未来を切り開いていく力を育てます。
Z会プログラミングシリーズの各講座では、「紙のテキスト」での学びにこだわっています。 紙に書き込みながら、一つひとつ理解を深めて進めていくので、一人でもどんどん学習を進められます。
また、実際に自分の手でブロックやロボット、アプリを動かし、プログラミングの楽しさを実感しながら、 課題解決力を自然に伸ばすことが可能となっており、プログラミングの技術そのものを学ぶだけではなく、 その経験をとおして、知識の活用を重視しています。
通信教育の強みは何と言っても、”自宅で取り組める”ことです。
塾の教室や自習室などに行く必要がないため、送迎も不要となり貴重な時間を有効活用できます。
学力の向上に必要なものは、受動的な姿勢ではなく、主体的な姿勢です。
その主体的な姿勢は、家庭学習によって身につき、学力向上に必要不可欠な”自学力”が備わるから、大幅な成績アップが見込めるようになるのです。
親子で一緒にプログラミング学習を行い、次世代に必要とされる力を共に育んでいけたら、先の読めない時代でも家族みんなの未来は明るいものとなるでしょう。
イードアワード2021~2023プログラミング教育 部門賞 連続受賞
(イードアワードとはサービスに関する満足度を一般参加者を対象に調査し、 満足度の高い企業を表彰することを目的としたものです。)
利用者の満足度も高い”Z会のプログラミング教育”を上手く利用し、AI時代に必要なスキルを身につけ、他者に対して大きなアドバンテージを得てください。
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AIとの共存
私たちが目の当たりにしているAI技術の急速な進化は確かに驚異的ですが、それは同時に私たち人間にとって新たな機会をもたらします。
この記事を通して、AIが大学入学共通テストのような標準化された試験で人間とどのように競り合うのか、そしてそれが私たちの教育、仕事、日常生活にどのような影響を与えるかについて探求しました。
AIの得意分野と不得意分野を理解することは、私たちがこれからの社会でどのようにAIと共存し、協力していけるかを考える上で重要です。
AIが優れているデータベース型の知識問題や言語処理能力に対して、人間は抽象的思考や創造的な問題解決、深い感情理解など、AIがまだ及ばない分野での能力を持っています。
この相互補完性は、労働市場での新しい職業の創出や、教育分野でのプログラミング教育の普及にも反映されています。
AIの時代を生きる私たちには、これらの新しい技術を理解し、活用する能力と共に、人間独自の創造性や批判的思考を磨くことが求められています。
最終的に、AIとの共存は単に技術的な問題ではなく、私たちの働き方、学び方、そして生き方そのものを考えていくことになります。
AIの持つ可能性を最大限に活用しつつ、人間としての価値を高め、これからの変化に対応していくことが、未来社会で求められていくでしょう。
これからもAIの進化は続きますが、それに伴う変化を理解し、適応することで、私たちはこの新しい時代においても繁栄し続けることができると思います。
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