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そんな家庭に生まれた子どもは、通塾経験なしで公立中高一貫校に合格。
高校2年以降定期テスト理系1位継続、及び学年1位獲得。
高校3年1学期通知表評定学年1位。
英検対策なしで準1級取得。
2024年東大受験に塾なしで挑みます!
そんな息子を育ててきた父親の体験談です。
大学入試戦略
大学入学共通テストも終わり、いよいよ1/22からは国立大学二次試験の出願が始まります。
どの大学へ出願するかの判断で重要になるのが共通テストリサーチです。
ここでは実際の成績表を見ながら、志望大学を選ぶポイントなどを紹介していきます。
2024年大学入学共通テストの自己採点記事はコチラです↓
共通テストリサーチとは?
共通テストリサーチとは、各予備校が全国の受験生から共通テストの自己採点データを集め、志望大学の判定などを行う得点調査のことです。
共通テストが終了すると、公開される解答を基に受験生は自己採点を行います。
この自己採点を各予備校のwebにある自己採点システムに入力すると、国公立大学だけでなく私立大学の判定まで行ってくれます。
在籍している学校によっては、生徒の自己採点データをまとめて共通テストリサーチを行っているところも多いので(息子の学校もこれです)全国の学校によるデータが蓄積されていくと、各科目の全国平均や個人の偏差値なども見れるようになるわけです。
当たり前にデータが多いほど信憑性は増していきますので、このシステムを参考に受験生は出願先を決めていきます。
共通テストリサーチ個人成績表
それでは河合塾の共通テスト個人成績表を見ていきます。
成績概況には、受験した教科・科目が並び、それぞれ【得点】【配点】【偏差値】【平均点】【順位】(共通テストのデータを提供した人数と順位)が表示されています。
河合塾のリサーチ利用者は英語(リーディング)の人数372,473人いることから、共通テスト全受験者の約75%以上のデータから導き出しているものだと分かり、信頼性は高いと言えます。
成績概況の右の欄には【第3回全統記述模試】の成績が表示され、この成績を二次の成績と見立てて、志望校に対するドッキング判定を行います。
評価欄には共通テストの得点(志望校のボーダーから+-表示有り)と評価が記入され、2次欄には第3回全統記述模試の成績(偏差値)と評価、そして総合欄は共通テストと第3回全統記述模試の成績を合わせたドッキング判定が示されています。
得点分布には得点と人数が表示されていますので、志望校(学部)に対しての立ち位置が分かり、順位欄には出願予定人数と総志願者人数が載っています。
東京大学理科一類見解
河合塾が予想する合格可能性評価50%の得点(ボーダー)は792点でC判定となっています。
しかし、東大は二次の比率が高く、共通テスト900点満点は110点満点に圧縮されますので、共通テストの得点だけではあまり差がつきません。
現に息子の得点809点は圧縮後98.877点となり、ボーダー以下の791点との圧縮差はわずか2.2点ほどです。
共通テストでは18点あった差がわずか2.2点差となることからも、本当の勝負は二次試験だと分かります。
一般的に考えれば、共通テストで高得点を取っているのだから二次試験でも高得点を取るであろうという推測は立ちますが、共通テストと二次試験は全くの別物で、共通テストの形式に強い人や、記述に強い人、また、科目別の得手不得手などもありますから、やってみなければ分からないというのが本当のところでしょう。
D判定からの逆転合格とは?
皆さんもD判定からの逆転というフレーズをよく聞きませんか?
D判定からの逆転と聞くと、「え!それはすごいね」とか、「大逆転だね!」とか、そのように驚きの感覚になるかもしれませんが、冷静になって分析していくと、そうではないことが分かります。
当然、判定というものは模試によって様々ですので、共通テストに限った話ではないですが、ここでは一つのケースとしてご紹介します。
河合塾の判定では、東京大学理科一類の共通テストD判定は"750点"以下となっており、この点数を圧縮すると91.66点となります。
2023年東京大学理科一類の合格最低点は【314.9778】でしたので、そこから91.66点を引くと、二次試験で"223.3178点"(224点)取れば合格となるわけです。
息子の共通テストの得点809点は圧縮後98.877ですので、B判定の息子とD判定の得点差は7.2点しかなく、これは二次試験の数学一問(完答すれば20点)で、簡単に逆転できてしまう差なんです。
もちろん数学の点数だけではなく、各科目の合計得点で決まりますので単純には言えませんが、逆転は奇跡でもなんでもありません。
普通に起きる出来事です。
結論を言えば、A判定でもずば抜けて上にいる層と、E判定のずば抜けて下にいる層以外は全員にチャンスがありますので、判定は全く気にしない方がいいです。
それよりも自分が受ける大学の二次試験で合格点を取るためにやるべきことを明確にして、試験日までの時間を有効活用することに重きを置きましょう。
ただ、一つ注意すべきは、東京大学理科一類は募集人員1,108人に対して、志願者が2.5倍(2,770人)に達すると足切りが発生するということです。
このリサーチから見ると、共通テストで700点以下の人は足切りの可能性が高いので、その辺りは十分に気をつけなければなりません。
これは東京大学に限らず、二段階選抜を実施している大学全てに言えることですので、判定よりも得点分布と二次試験の目標点などで判断し、後悔のない出願をしてください。
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