※この記事には個人の見解が含まれております。
学校と家庭学習のみで公立中高一貫校に合格。
高校2年以降定期テスト理系1位継続、及び学年1位獲得。
高校3年1学期通知表評定学年1位。
英検対策なしで準1級取得。
2024年東大受験に塾なしで挑む!
そんな息子を育ててきた父親の体験談です。
共通テストまで1か月を切り、日数にすれば残り30日となった。
息子が志望している東京大学理科一類では5教科7科目の共通テストが課せられている。
900満点中の平均9割超えとなると、果たしてどの程度のミスが許されるのか気になったので分析してみた。
下の表は令和5年度の共通テスト(数学1A)設問別配点及び正答率をまとめたものだ。
数学1Aは大問5つに分かれており、大問3~5を2つ選択して答えるというものになっている。
各大問ごとの橙色と青色に注目してほしい。
これは私が分かりやすくするために色をつけたのだが、橙色は正答率10%以下で、青色は20%以下となっている。
そして、全ての大問に色がついており、これら正答率の低い問題の配点は、どれも3点(1つだけ2点)となっているため、9割を目指すのなら3つまでしか間違えられないのが分かる。
各大問ごとに最後の問題の正答率が低いのだが、大問1に関しては最も低い7%となっており、ここは取れなくても仕方がないと割り切っても、残りの大問で2つまでしか間違えることができない。
大問2は必須なので、この15%は確実に取り、大問3~5のうち2つの選択をどれにするかを決める。
大問4には正答率8%の難問があるため大問3と5を選びたいところだが、どちらも正答率11~14%の問題があるので、結局はどれを選んでも大差はない。
この辺りは自分の得意な単元を選んでいくしかないだろう。
ということで数学1Aを例に見ていったが、9割を取るには合計39~40あるうちの”3問”までしか間違えられないということが分かった。
配点は科目によって違うので一概には言えないが、ほとんどの科目で間違えられるのは3問程度と思った方がいいだろう。(国語は配点が8点というものもある)
全ての科目で9割以上が取れれば当たり前に平均9割となるのだが、現実的にはそう上手くはいかないはずで、誰にだって得意な科目と苦手な科目があると思う。
息子にしても苦手とまではいかないが、7科目全てで9割を超えるのは至難の業で、そうなるといかに得意科目で高得点を叩き出すかが肝になる。
7科目のうち1科目だけ100点を取ったとしても大勢に大きな影響はないので、どの科目で何点取るのかを明確にしていかなければならない。
以下の表は、理系科目5教科7科目における9割取得の例と息子の目標点である。
国語と地理が85%で残りの科目は95%以上という目標を設定した。
あくまで目標なので実際にどうなるかは分からないが、目標をクリアできるように共通テスト対策を行っている。
このように設問別配点及び正答率を分析して、自分がやった過去問の結果と正答率を照らし合わせれば、周りとの比較や基礎力をつけなければいけないポイントが見えてくるので、特に自学のみでチャレンジしている人はやってみてほしい。。