身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ~底辺家庭の東大受験~ 

塾なし公立中高一貫校合格。2024年塾なし【東京大学】受験。低学歴・低所得家庭の挑戦

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親が子どもから目を離さないこと

 

 

息子が小さな頃から、いつも一緒に経験してきた。

 

と言っても、自分が子どもだった頃に経験してきたことや、その時に間違えた判断を正し、息子に伝えてきたという方が的確かもしれない。

 

保育園児が遊んでいるのを見て次に起こす行動が分かるように、ある程度は先に経験してきたので大体のことは分かる。

 

息子がまだ小学校へ上がる前、水遊びをしていて石に足を滑らせ転びそうになったことがあった。

 

しかし、私はとっさに腕をつかんで転ぶのを阻止した。

 

なぜそれが出来たかと言えば、”転ぶのを想定していた”からだ。

 

小さな子どもを育てているママさんなら分かるだろう。

 

「子どもから目を離してはいけない」と。

 

そして、そこで起きた事故などは全て親の責任だと。

 

「そんなの当たり前だよね」の当たり前が出来ずに目を離していると、いつの間にか子どもは転び、その瞬間に何が起きたのか知る由もない。

 

子育てはこれの連続で、常に目を光らせ、道を外しそうになったら”修正”してあげる必要があり、それは親にしかできないものなのだ

 

左に傾いたら右に。

 

右に傾いたら左に。

 

そうやって軌道修正をして、常に真っすぐな道を歩けるようにする。

 

私は息子から目を離したことがない。

 

目を離せばどうなるかは、自分を通して理解しているからだ。

 

どんな時も目を離さず、細かな軌道修正を行いながら同じ道を歩いてきた。

 

そこに勉強と運動が加わり、習慣や練習といった行動がプラスされていくと、ふらつくことなく真っすぐに歩くようになる。

 

幼児教育で早くから勉強するのは決して悪いことではないが、一番大切なのは、”親が子どもから目を離さないこと”だ。

 

自分がスマホを見る時間を減らし、子どもと遊ぶ時間を増やす。

 

自分が友達と電話をする時間を減らし、子どもと会話する時間を増やす。

 

自分がテレビを見る時間を減らし、子どもに絵本を読んであげる時間を増やす。

 

目を離さずにいれば、親は子どもの行動を予測することができ、子どもは親の目に触れ安心しながら毎日を過ごしていける。

 

「ねえ、ママ、こっち見て!」

 

言葉は気持ちを表し、気持ちは心を作っていく。

 

相手にされない負の感情が蓄積されればどうなるか分かるはず。

 

私は子ども時代の経験から、子どもの気持ちがよく分かる。

 

 

子ども時代に作っておきたいのは、温かな親の目に触れて育った”心”です。