Z会の通信講座
この記事では、Z会の志望大別推奨講座について話をしていきます。
今回は実際に息子が受講している東大講座を例に話をしていきますが、どの志望大講座にしても同様の内容かと思いますので、Z会の講座を受講しようか悩んでいる方、どのようなものか気になる方、また他の受講生はどう活用しているのか気になる方などの参考になればと思います。
情報はたくさんある方が良いですから、実際に受講している者として説得力のある当講座の内容や使い方、Z会のメリットやZ会に向かない人などをご紹介したいと思います。
この記事で分かること
大学受験生向け志望大別推奨講座とは?
タブレットコースとテキストコース
Z会の東大講座とは?
東大講座の流れ
添削問題と指導
Z会のメリット
Z会が向かない人
おわりに
大学受験生向け志望大別推奨講座とは?
Z会は、【幼児教育】に始まり【中学受験】や【大学受験】と、幅広い年代の通信教育を行っています。
大学受験生向けには、志望大別の推奨講座と呼ばれるものがあり、そこには24大学+医学部医学科の講座があります。
推奨講座は各大学別の入試傾向と対策を行っているのですが、教科書レベルの問題から応用、発展といった問題に取り組むこともできますので、自分なりの学習スケジュールを立てることができます。
また、Z会は大学合格実績も豊富ですので、自分が志望する大学に特化した学習を行うことで、より合格へ近づくものと思われます。
タブレットコースとテキストコース
受講方法には、タブレットコースとテキストコースの2種類があります。
タブレットコースは毎月郵送される問題冊子をメイン教材としつつ、タブレット端末で映像授業を見たり、アプリ内にある各科目の問題に取り組んだり、添削問題の提出や返却なども同様に行えます。
テキストコースは毎月郵送される問題冊子をメイン教材とし、その課題だけが取り組めれば良いといった人向けになり、スマホで学習コンテンツや添削の提出などを行います。
(2024年5月30日以前は添削答案の提出を郵送で行えましたが、現在は終了しZ会アプリでの提出しかできませんので、お間違えのないようにお願いします。)
簡単にまとめると、入試対策問題や添削だけが受けられれば良いならテキストコースで、それと並行してZ会のシステムをフル活用したいと思う人はタブレットコースといった感じです。
自分に合ったスタイルを選べば良いと思いますので、一概にどちらとは言えませんが、タブレット端末をお持ちの方、また、Z会でも専用のタブレット端末を購入できます(条件付きで実質0円になるキャンペーンなどもやっています。)ので、個人的には【タブレットコース】をオススメします。
以下、息子はタブレットコースでの受講ですので、それを前提とした話となります。
Z会の志望大別推奨講座の1つで、東大講座とはその名のとおり東大受験に特化した講座のことです。
2023年度Z会会員の東大合格実績は1,263人となっており、非常に高い合格実績を誇っています。
知識を運用する力を鍛え、全科目とも「隙のない総合力」を
東大入試では知識の量を正しく運用できるか?を問う問題が出題され、高い思考力が求められます。
また、試験時間に対して問題の分量が多く、制限時間内で正確に処理していくスピードも求められます。
東大講座は、そのような東大の出題傾向に合わせた内容で、独自のカリキュラムに沿って学習を進めていきます。
文理どちらも6科目の講座から自分が受講したい講座を選ぶスタイルとなっていて、自分に必要な講座のみを受講することもできます。
(1科目だけ受講することもできますし、もちろん全てを受講することもできます。)
東大講座の流れ
息子は、【国語】【数学】【英語】【物理】【化学】と、5科目を受講していますので、その1か月の流れを簡単に書いていきます。
まず始めに、毎月20日付近に翌月分のメイン教材が郵送で届きます。
この中には、下記の画像にあるような各科目の入試演習(添削問題)①②が1冊になったものと、国数英に限っては東大の過去問演習の1冊があり、計2冊の冊子があります。(7月号時点)
メインの教材は入試演習①②の冊子となり、これが添削問題となっています。(過去問演習も添削してもらえます)
添削問題の導入
入試演習は、いきなり添削問題に取り掛かるのではなく、以下の画像のように添削問題の導入というものを始めに行います。
まずはこの導入で今回の添削問題の前段に取り組むという流れになります。
6月号は座標とベクトルがテーマになっていました。
東大や京大などで出題される、難易度の高い空間図形の問題の特長として、計算だけではなく図形的性質の活用を要求されることから、そのような問題を解くにあたっての演習を行います。
図形的な性質を見抜くことを2020年の京大過去問を例題に解いていき、解き終わったら着眼点や詳細な解答解説を見て答え合わせを行います。
また、ここでは約30分の映像授業も見れますので、テキストの解答解説と併用することで、より理解が深まります。
このような練習問題は2~3問用意されており、それらをこなしてから添削問題に取り組んでいきます。
添削指導
数学を例に挙げますが、添削問題は①で4問、②で4問の計8問あります。
(各科目によって問題数は異なります。)
これは実際に添削問題を解いていった時のもので、この問題用紙と提出用の解答用紙を並行して書いていき、書けたらタブレット端末のカメラ機能を使ってZ会アプリで提出します。
答案は提出してから約3~4日後に返却され、その後は学習コンテンツ(スタディルーム)から確認していきます。
以下の画像は添削されて返却されたものです。
(長いので一部を抜粋しています。)
各設問の点数が問題番号の左下に示され、全ての合計点数が右上に示されます。
添削の内容はとても細かく、減点があればその理由も書かれますし、満点であっても異なる方針や途中の考え方、簡略化などのコメントを書いてくれます。
解答用紙には答案感想欄というものが設けられているのですが、ここでは問題に取り組んでみて気になったところや感じたこと、掛かった時間など自分の感想を書き、添削者はその感想からコメントをくれます。
今回で言えば、「1つの問題を解くのに100分掛けてしまった。」という感想を書いたところ、「少々時間は掛かっても、納得のいくまで考えて解答することが実力の向上に繋がるはずです。目標解答時間はあくまで目標なので、時間をオーバーしても気にすることはありません。」とのコメントをもらいました。
これは、添削問題提出前に私自身も息子に同じことを言っていましたので、考え方が同じだったことに安心しました。
レベルアップ演習
解答用紙の青〇で括った部分にレベルアップ演習と書かれているのですが、これは今回提出された答案を添削者が見て、その人に合ったレベルの問題を提案しており、Z会のアプリに用意された演習問題に取り組めるといったものになります。
息子に聞いたところ、今回のレベルアップ演習の提案は「C」の問題だったのですが、AやBの問題も見てみたところ、その2つでは物足りなく、Cがちょうど良い難易度だったとのことから、答案から受講者のレベルを見るのも的確だと感じました。
添削問題もそれらを意識して意図的に作成されていると思われるので、その辺りのノウハウは相当なものがあるのだろうな……と思いました。
カリキュラム学習
現役生はこの時期まだ教科書の範囲が終わっていない人もいます。
そのような方のために、学校の授業に配慮して進んでいく【カリキュラム学習①②】といったものがありますので、カリキュラム学習で学校の授業の予習復習をしつつ、添削問題に取り組んでいくという学習方法が効率的だと思います。
(これは冊子ではなく、Z会のアプリにあります)
息子は浪人生ですので、もちろん高校の範囲も終えていますし、学校の授業はありませんので、演習量を確保するために市販の問題集も使っていますが、現役生はカリキュラム学習や難易度の高い問題などもアプリ内にありますので、それらを日々の学習に取り入れていけば学力向上に役立つことでしょう。
Z会のメリット
ここではZ会のメリットについて話をしていきます。
メリット
きめ細かな添削指導が受けられる。
レベルの高い志望大別の教育が受けられる。
予備校などと比べて受講料が安い。
自宅学習なので時間を有効に使える。
自分の足りない部分だけを効率的に学べる。
きめ細かな添削指導が受けられる。
メリットは何と言っても添削指導が良いことです。
これは塾や予備校に通った経験がないので分かりませんが、1つの問題に対して方針だったり、要素だったり、記述答案で点を取るための書き方を細かく丁寧に教えてくれるといった印象です。
満点だったらそれで良いということはなく、別の解法だったり、「こう書くともっと良い」というアドバイスがもらえるので、そこから更に引き出しを増やしていくことができます。
特に国語や英語は、要約や作文など、自分だけで点数を付けるのは難しく、採点者がどう評価するかも分かりません。
しかし、Z会の添削なら、自分の答案のどこが悪いのか?言葉の置き換えや表現力などを磨いていく上で必要な”気付き”を与えてくれます。
レベルの高い志望大別の教育が受けられる。
Z会では、入試演習の導入で解法を学び、その後の入試演習でアウトプットをし、答案が返却されたら再度復習をします。
このように繰り返していくことで、着実に学力が上がっていくように作られており、更にレベルアップ演習も用意されているので、より高度な学力が付いていくでしょう。
予備校などと比べて受講料が安い。
予備校に通うとなると、入学金や授業料、春期、夏期、冬期講習などの費用を合わせれば約100万円ほど掛かり、そこに交通費や食費なども入れれば、結構な額のお金が掛かります。
Z会でしたら、1科目1か月につき約6,000円ですから、5科目で月3万円、1年で36万円ほどで済みます。
更に6か月一括払いで5%OFF、12か月一括払いなら15%OFFになりますので、予備校などと比べれば三分の一程度で済みます。
自宅学習なので時間を有効に使える。
タブレットやスマホ、教材を持ち運べば自宅でなくても学習はできますが、基本的には自宅学習の人が多いと思います。
塾や予備校では現地に行かなければならないので、どうしても移動時間が勿体ないです。
自宅学習であればそのような時間も勉強に当てられるため、より効率的です。
自分の足りない部分だけを効率的に学べる。
自分にとって足りない部分を補うために、【良問問題集】というツールを使って勉強することができます。
これはZ会のアプリにあるのですが、難易度や単元別に演習できるといったもので、入試基礎から入試レベルまで、記述式の問題や読解問題などに取り組むことができます。
アプリ教材なので、自分のペースで自由に活用でき、自分の課題に合わせて強化できるので、苦手を克服するだけでなく入試レベルまで実力を引き上げることができます。
また【AI速効トレーニング】では、Z会が独自開発したAI技術によって、一人ひとりの学習到達度に合わせた問題を出題してくれるので、無駄なく効率的な学習ができます。
Z会が向かない人
これは人によって合う合わないがあるという話なのですが、Z会は通信教育ですので自分から主体的に取り組めない人には向きません。
自宅という誘惑だらけの空間で自分を律することができないと、どんなに良いツールを使っても思うような成果は出ません。
勉強は与えられたものをやっていればいいという受動的なものではなく、自分から主体的に求めていくものです。
ですので、”自学”ができないと通信教育はやらなくなってしまう恐れがかなり高いです。
友達がやっているからとか、自宅でできるなら楽でいいとか、そのような理由では”勉強をするという本来の目的”から外れてしまっているので、やっても思うような成果は得られないでしょう。
自己管理ができない人もZ会には向きません。
毎日の勉強や問題に対する時間配分、添削問題の提出など、自分でスケジュールを組んでいき実行していく力がないと難しいです。
おわりに
私が思う個人指導とは、授業や対面だけで行うものではなく、問題を通じて指導することです。
先生からの教えはとても大切で重要なことなのですが、それありきだと自分から積極的に勉強をするという姿勢は身に付きません。
勉強の本質は、実際にやってみることです。
知識を得たら実際に使ってみる。
分からなかったら調べてみる。
間違えてしまったら、何が悪かったのかを考える。
Z会の添削は、模試のように単純な○×ではなく、答案によって自分の良さや足りない部分を気付かせてくれますので、自分の現状を自分自身で把握することができる非常に優れたものだと思います。
自らが常に学び続ける姿勢を持ち、志望大合格に向けて絶えず努力が続けられる人であれば、強くZ会をオススメします。
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