自己分析をして子育ての要因になっているものを洗い出す。
私は子育てにおいて18年間息子と並走しているわけですが、今後は勉強(実際の定期テストや模試)の記事も増えてくると思いますので、いくつかのポイントを事前にお伝えしておきます。
記事の予備知識として知っておいていただければと思います。
自分ではよく分かりませんが、私はかなり特殊なケースなのかもしれません。
子育てに関しては、大きく別けて以下の要因が強いと思われます。
子育ての要因
1・幼少期~高校時代が大きく影響している。
2・社会に出てから本当の厳しさを知った。
3・様々なイベントで感じるものがあった。
4・他人を信用していない。
2・社会に出てから本当の厳しさを知った。
3・様々なイベントで感じるものがあった。
4・他人を信用していない。
これらを順に説明します。
1・【幼少期~高校時代が大きく影響している】
これは、ブログで詳細を書くのは控えようかと思っているのですが【核】になっている一番大きな要因ですので、言える範囲でお伝えしようと思います。
子どもが生まれる前と現在の私は別人のようになっていますが、その要因は幼少期~高校時代の経験です。
時代というのもありましたが、父親のいない貧困家庭で育ったことで、本当にたくさんの出来事がありました。
そのほとんどが辛いものでして、自叙伝の執筆作業では当時の封印していた記憶を解いたことで、精神的にも不安定になりました。
睡眠障害や摂食障害などの症状も出まして、まるで映画を見るように幼い自分を見ては涙を流しました。
貧困の連鎖③でも書きましたが、お金に対する意識よりも家族の愛情を求めていましたので、この感情が誰よりも強いのは幼少期の出来事に起因するものと思っています。
中学、高校は荒れていき、無駄な時間を過ごしたことに対する後悔も、その後に影響を及ぼしています。
2・【社会に出てから本当の厳しさを知った】
非正規雇用の話もしましたが、本当に世の中は厳しいです。
私の世代はバブルの好景気はテレビの中にしか存在していませんでした。
(実際に好景気だったのですが、高校生だったので何の恩恵も受けていません)
テレビの中では現代のように殺伐としたニュースではなく、連日にぎやかな話題ばかりだったので、それが永遠に続くと思っていたんです。
高校を卒業すればどこにでも働く場所はあって、たくさんのお金がもらえる。
その程度の短絡的な考えしかなかったんですよね……
でも、現実はそんなに甘くはなく、ニュース番組では日を追うごとに倒産やら失業やらの聞き慣れない言葉が増えていきました。
働いてお金を稼がなくては生きていけないのですが、現代のように働き方が多様な時代ではありません。
どこかの企業に定年まで勤めるのが一般的なのに、その企業が目の前から無くなってしまうのですから、そこらじゅう失業者だらけなんです。
そこに私のように何の武器(能力)も持たない人間が立ち向かっても相手にもされないわけでして……
世の中の本質はいつの時代も同じです。
時代というものは、もの凄いスピードで変化していますので、目の前の現実に対応しているだけでは、すでに時代遅れなんですよね。
3・【様々なイベントで感じるものがあった】
これは、出会いと別れとも言えますが、様々なイベントで感じるものがありました。
子どもの頃から支えになってくれた犬が亡くなったこと。
これも後悔なのですが
【もっと一緒にいれば良かったな】とか
【もっと遊びたかったな】とか
思い残すことがもの凄くあったんです。
本ではこの辺りもかなり深く描かれています。
・結婚式を挙げたかった。
こんなことを言うと怒られるかもしれませんが、私は結婚式を挙げても挙げられなくてもどちらでもよかったです。
でも、女性からすれば人生の一大イベントでもある結婚式は挙げたいもの。
一生に一度しか体験できない大切な結婚式
お金は無くても
【彼女のためにどうにかしたい】
この思いしかなかったです。
・出産に立ち合った。
この体験も非常に大きかったです。
出産に立ち合ったところで男は何もできませんし、何の力にもなれません。
これ痛感しましたので……
それよりも、看護師さん(先生よりも)達の
【命に対しての向き合い方】
に心を揺さぶられたんです。
とにかく【懸命】なんですよ。
本人達は仕事ですから慣れているというのもあると思いますが、看護師さんには本当に助けられました。
立ち合って良かったのは
【一つの命が生まれる時、そこに関わる人達に偽りはない】
このことを知れたのが大きかったです。
4・【他人を信用していない】
これ、少し語弊があるかもしれませんが、子育てに関して他人の影響を受けたくないというか、他人を当てにしていないというか、そういう意味です。
一切の責任は私にあると思っていますので、私の考えで育てたいんです。
もちろん良い影響を与えてくれる人もいますが、基本的には親である私の考えです。
周りの親にもいましたが「先生が~」とか「学校が~」とか、誰かに責任転嫁したがる人がいますけど、何を言ったって子どもの責任は全て親なんですよ。
だから、私は学校の先生以上に
【子どもの先生(指導者)】
になったんです。
そもそも学校教育と子育てって別物ですからね。
これを混同している親が多いですが……
簡単に言えば
【学校教育は体系化された教育プログラムの提供】
にすぎず
【子育ては子どもの成長に関わるプロセス】
です。
学校の先生達に文句を言っても子どもの未来が明るくなることはないです。
義務教育の話も後で記事にしますが、私が常に意識しているのは学校と対等な関係でいることです。
先生の話も理解し、家庭の教育もしっかりと伝える。
そして、学校を上手く活用し、子どもの成長に結び付ける。
それこそが親の仕事なんですよ。
学校というものは、教育の機会を与えているのであって、全員を同じレベルまで育てる場所ではありません。
学び方や日々の過ごし方を教えるのは親であり、その違いが相対評価として表れるんです。
子育ての相対評価が、そのまま子どもの相対評価になるんです。
いかがでしたか?
ザックリですが、私という人間がだいぶ見えてきたでしょうか?
総じて言えるのは、他人に頼ることをしておらず(全てとは言ってないです)
その、背景にあるのが幼少期~高校時代の影響といったところでしょうか。
自力を付けたいのだから、人に頼らず自分でやろうね。
案外短絡的なのかもしれませんけどね。
この辺りを知っておいていただくと次回以降の記事(今までもそうですが)は、もっと楽しくなるかもしれません。